「転職の思考法」を読んで。

この本を読んだきっかけは全く覚えてないのですが、転職を全くするつもりは無い状態で読みました。図書館でオンライン予約で借りた本なので、ふとしたきっかけだと思います。結果としては、ここ1年くらいで一番面白い本でした。自分が思っていたかなりの部分が言語化されており、頭がクリアになりました。著者の北野唯我さんは少し前に読んだ「天才を殺す凡才」も出版されており、最近流行りのClubhouseでもフォローしました。

[北野 唯我]のこのまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

いくつも印象に残る言語化された内容がありましたが、自分として一番スッキリしたことは私的な理解だと、人は2パターンいて「やりたいことが明確な人間(目的)」「どんな風な生活をおくりたいか(状態)」であり、99%は後者である、という部分です。本当にやりたいことが無いので人生を全うできないと悩んでいたこともありましたが、自分は「お金に困らないストレスフリーな状態になりたい」という思いがあり、それはそれで正しい方向性なのだと整理できました。

20代は専門性、30代は経験、40代は人脈、というのも自分の経験からなるほどね、自分もそのような人生を歩んでいるな、と思いつつ未だに人脈というのは半分しか実感していませんが。

書籍: 「GACKTの勝ち方」

学生の頃にMALICE MIZER(マリスミゼル)という飛び抜けた風貌のバンドが出てきた時のインパクトは未だに残っています。その元ボーカルだったGACKT。「12月のLove Song」という歌は良くカラオケで歌いました。年始に放映している格付け番組でも強烈な存在感があり、昔から何となく気になる存在ではありました。最近のR25のインタビューを読んで共感する部分があり、前から気になっていた本を読んでみることにしました。

自分の理想とする人物像「GACKT」を自らの中に作りだし、それに近づくために自らを高め努力をしていく。なかなかのナルシストでありマゾだと感じました。これは否定ではなく、彼が人生を楽しく過ごすための得意な方法がこのやり方なのでしょう。

一点、幸せは面積を大きくすることで考えるという部分は新しいインサイトとなりました。

そもそも今の絶対的な基準となっている「お金」や「経済社会」は継続するのか?

「これから人口が増えて経済が活性化して、後進国である東南アジアやインドが投資先として良い。そしてその次は南アフリカ/アフリカ全土や南アメリカが同様な状態になる。戦後の日本と一緒だ!」という話を良く聞きます。これまでの経済の概念が継続するという前提であればおそらくこのような未来が待っているのでしょうが、本当に順調に進むのか、これが正しいのか、若干の違和感を感じています。単純過ぎませんか!?

「南半球 地図」の画像検索結果

未だきちんとグローバル経済に入っていない東南アジアやアフリカ、南アメリカが参入して、今後数年は更に活性化するというのは分かります。オーストラリアですら昨年にようやくAmazonが参入したと、現地のUberに乗った時に運転手さんに聞きました。着々とGlobal Servicesが広がっているのは実感できますし、Global Companyにとっては、そうせざるを得ない状況なので未開拓の地を開拓していくでしょう。

感じている違和感というか疑問は、全ての国でサービスを展開終わった後に、それ以上の成長はあるのか?経済社会はここで終わり(ここをピークに衰退していく)を迎えるのか?これから世界はどの様な成長/進化を遂げていくのか?という所から来ています。 20-30年後には経済社会は終焉を迎え、お金という価値以外の何かを追い求める社会になっている可能性があるのではないかと考えています。勿論、他人との関係において、お金以外の同様の価値観を共有する「何か」は存在していると考えています。

私の子供達はそのような新しい価値を軸とした社会を生きることになると思いますので、お金を増やして相続するだけという短絡的な考えを捨ててサポートできるよう頑張って次の世代へ繋げていきます。

やはり自分にとって一番の目的は、次世代において強い生命力を維持するための能力を子供に残す、という事になります。

今後の人生後半戦(老後)への考え方

日経マネーで、半分くらい自分の目指す形が記事になっているのを見かけました。初めて見た様な気がしますが、FI 2.0(Financial Independence)というらしいです。完全に自分のやりたいことを生涯続けられる状態が、私の目指す「ストレスフリー」への道だと思っています。なので、あまり老後という考え方はしないのですが、50代以降の人生後半戦の事を分かりやすく老後とします。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO54101850X00C20A1000000?n_cid=NMAIL007_20200117_H&page=2

時々、いくら貯めると老後が安心か?という質問を受けることがあったり、自分自身で考えたりしますが、結論としては2つのいずれかの状態ということに達しました。1つ目は10億円の資産を築いた状態。2つ目は、年間1,000万円の手取り収入がほぼ何もしなくても入ってくる状態。このどちらかを達成してからリタイヤしないと「ストレスフリー」な生活は過ごせないなと考えていますので、今はそれを目指して活動しています。

書籍:「仕事ができるとはどういうことか?」

特に仕事のやり方についての悩みは無かったのですが、年始に書店でふと気になったので購入してみました。2020年になり、中長期的なキャリア計画を考えている中で「10年後には仕事のやり方や必要とされる能力の質が変わっているんだろうなぁ」と思うところがあったので、そこに引っ掛かったのだと思います。

スキルセンスという用語を用いて、両者を比較しながら深堀りしていく本ですが、私が以前から漠然と気になっていたことを言語化してくれており、頭の整理に役立ちました。仕事ができる人とできない人の分析、それらを踏まえた優れたリーダーの例なども多く用いられており分かりやすいです。現状、私は経営の一角を担う立場なので、経営戦略や人を評価するという面でも参考になりそうです。

担当者と経営者の大きな違いや、戦略はTodoリストの羅列ではなく時間軸を含んだものであるべきなど、確かにスキルとセンスという言葉がしっくりくるなと思います。

私は楽器をやっているので、スキルとセンスで一番分かり易かった例は、作曲の方法論などのスキルを身につければ作曲はできるようになるが、センスが無いとビジネスとして売れる曲は作れない、という例えでした。スキルは本を読んだり学校に行くことで学習し身につけることができるのですが、センスは体系化して学べるものではなく、学習方法も確立されていない故に希少価値となります。更にスキルはAIなどのテクノロジに変わっていき、人間しか出来ないセンス部分がより求められてきます。

本書で書かれている通り、スキルの需要が多かった時代からセンスの需要が多い時代になってきていることは私自身でも実感しており、現在のキャリアパスもセンスが磨かれるような選択をしていますし、これからもそうして行くべきと考えます。